Dr.Frogナカノヒトです。「ゼロぐらいから始める精神科薬」シリーズの閲覧数が中々延びている。
ところで、どのように検索したら記事にたどり着くの?是非、教えてほしい。SEOワードを無視して記事にしているので検索しても出てこないなのである。「通ぶれる漢方」シリーズも同様なのである。
本題
実は、精神科についての記事を書いているが数年前に精神科から離れた身である。
今でも思う。一番好きな学問は?と聞かれたら精神科と応える。
では、なぜやめたか?
これ以上の関わりは他の全ても物を捨てる覚悟を持たないと感じたからである。
精神科で務める前は総合病院で急性期から療養、緩和までひとしきり叩き込まれた。
精神科で務めると嫌でも医療水準の低さを痛感する。
妥協して精神科で働いている職員の多いこと多いこと。
普通は覚悟を決めて精神科単科病院に来ると思うだろう?
違う、「一般科はついていけなくて楽そうな精神科」と妥協して来るのだ。
もちろん、覚悟を決めてくる人もいる。ごく一部であった。
それは薬剤師にかかわらず多職種でも言えることだ。
社会人4年程度で一般科から精神科に転職したが1-2年で薬剤部のトップに立てると確信した。
今は知らないが当時はその程度のやる気の無さと医療水準である。
今から精神科で務めたいと思っている薬剤師に向けて助言を行う。
精神科領域は死ぬ気で勉強することは当たり前だが。
精神科以外の学問は想像を絶する勉強量が必要である。
言っている意味わかる?
医療水準が極めて低い現場ではそもそも一般的な経験値が溜まりにくい。だから机上の空論に対し想像を絶する努力が必要である。
精神科で努めていると一般化の新薬について理解が遅れる。一般科に努めていると特殊な新薬なのか、世界を変える画期的な新薬なのか経験的に把握できる。
精神科に努めているとその経験が蓄積されないのである。
ARNiてなに?
糖尿病じゃないのにSGLT2をなんで使っているの?
って感じである。
クエチアピンについてどれほど知っていても社会貢献できないことに気づく
強いてもう一つ理由をあげると社会性を失うからである。
傾聴に「精神疾患の患者は中核症状を見る」そんな特徴がある。
噛み砕いて言うとメンタルの患者の言うことは真っ当に聞いては駄目だということだ。
一般科社会でするとマジでクレームになる。
そんなこんなで精神科を辞めた。
だいぶ綺麗事を書いたが詳しく聞きたい方は問い合わせフォームより
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