本記事は足立武志著書の「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」から学び実践する為の記事である。1限目ではファンダメンタルを使う動機と情報源と基本用語解説を行いました。2限目では会社四季報を使った個別株の分析方法を解説。
成長株の探し方
成長株(グロース株)とは売上や利益が増加傾向にあり今後も増加が見込まれる企業の株である。
- 四季報を使い業績が過去、未来予測が増加傾向ありであるか確認をする。
- 気になる株があれば会社四季報に記載されてい範囲の10年間を分析する。
- ただ単に増加しているだけではなく、増加幅にも注視する。
割安株の探し方
割安株(バリュー株)とは企業価値と比較して株価が安く評価されている株である。
詳しくは後日、解説するが以下を用いる
- PERが低いこと
- PBRが1倍を切っていること
- 配当利回りをチェック
復活株のさがしかた
- 下降トレンド中に買わない
落ちているナイフをつかむな - 財務をチェック
- 黒字転換ポイントを探す
予想と前号との比較
- 業績予想はあくまで予想
予想が外れることはよくある、為替リスクのある企業はそれだけで利益の増減につながる。参考程度にするのが良い。
※個人的な意見ではあるがアナリスト予想をアウトパフォームし続ける企業をお付き合いしたい - 前号と比較
上方修正:成長性の可能性あり
※復活株の転換ポイントを確認
下方修正:今後伸び悩む可能性あり
財務分析で倒産の危険度チェック
- 自己資本比率
80%以上:優秀
50%以上:合格点
20%以下:危険 - 有利子負債が多い
現金同等物と比較して有利子負債が多いと借金を返せない。
60%以上が比較的安全。ただ健全な借金は問題ない。
年々比率が低下しているとよろしくない。 - 営業キャッシュフローがマイナス
本業での儲けが減っているってこと。 - 累積損失がある
貸借対照表の純資産の上部に記載されている「利益余剰資金」は赤字に耐える力を表している。総資産の30%以上が優秀。その利益余剰資金がマイナス(四季報では利益余剰資金Δで記載されている) - 債務超過がある
自己資本比率がΔで記載されている場合債務超過があることを意味している。
※債務超過が1年以上継続すると上場廃止となる。 - 赤字が3年以上続いている
- 継続企業の前提に疑義がある
株主構成に注目
財務大臣
いずれも国が売却する可能性があるが特に後者の場合は売り圧力がかかりやすい。旧国営企業の場合、
オーナー企業のオーナー死去により相続税を自社株を売り支払った場
投資信託、外国人投資家の持ち株比率
持ち株比率が高いと、優良企業と評価されているといえます。しかし株価はすでに折込されている。いわゆるバイザルーマーでありボラがあります。持ち株比率が減少傾向にあれば株価が下落傾向にあるおそれがありますが、未だ持ち株比率が低いと今後の成長性があると思われる。
最後に
テーマ株には手を出さないこと
コメント